THE ORIGIN

やろかい製きつね面のオリジナルは一葉稲荷神社(宮崎県宮崎市)に奉納されています。
オリジナルのきつね面は木製でありながら限りなく薄く軽く精巧に仕上げられており、日本人の卓越した技術力の高さを感じさせる一品です。
やろかい製きつね面はオリジナルのきつね面を原型にして合成樹脂製法で製作されておりますので、オリジナルの面影が色濃く反映されたきつねのお面となっております。

一葉稲荷神社

五穀豊穣、商売繁昌の神、稻倉魂命を祀る神社です。
松の葉が1本しかない(普通は葉が2本)一葉の松が境内の随所に現存し、一葉の地名の由来になっています。
境内の中を探してみると枝の中に一葉の松葉があり見つけると縁起が良いと言われています。

皇紀740年代(約1900年前)に筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原(禊祓の聖地)に人皇第12代景行天皇の勅によって創建されたと伝えられています。その後、寿永年間(1182-84)に当地に移転遷座されたそうです。
このころより境内松原に一葉の松が生じ、万民奇異の想いをし、大に崇敬の念に加え、ここにおいて、彼の伊弉諾尊禊祓の聖地なるを以て、また住吉の神、神威を顕されたものと信じ、一葉稲荷大明神、または一葉住吉大明神とも称せられたそうです。

「一葉の松の由来」
奇なるかな 奇なるかな
数百万樹の松葉
万枝に一葉あり
ここに於いて一葉の名あり

  「日向案内記」より

往昔より武門豪族の崇敬厚く、ことに一葉松生じてより一般の崇敬激増し、元禄二年(1689)旧延岡城主有馬左衛門尉永純よりご供田高二石を寄進、同十一年に幕府は勘定奉行今井九郎右衛門をしてご供田二石寄進と、領主領民の崇敬厚き社となりました。
明治維新に至り厳然たる社格を治定され、明治三十九年四月二十八日、神饌幣帛料供進の社に指定。崇敬者は、県下一円をはじめ、大分・鹿児島・福岡・四国・京阪神地方に及び、そのご神徳は普く世人の周知するところとなり、商売繁盛の祈願でも名高い神社です。

往昔より毎朔日、また事ある際には”浜下り”と称し、未明に一葉の海浜に出て真砂を探り、心身を清め当社に参拝後、自宅内外を浄め、各々庭内の氏神様の前にこの真砂を捧げおく珍しい風習を続けている氏子達もいます。

災害 厄除 開運の白兎の由来
また約350年前に西海大地震に襲われ周辺の神社は津波被害に遭いました。その時、当1匹の白兎が現れ、津波を蹴って神社を救ったと伝えられ、災害からの「守り神」として崇められています。(白兎の彫刻は本殿裏に有ります)